これまでの歯科矯正は「歯並び」だけを治す治療と思われていました。
ところが今では、悪い「歯並び」や顎の劣成長は遺伝的な要因よりも他に原因があることがわかってきました。
口呼吸や不正舌位、逆嚥下、指しゃぶり、悪い姿勢が真の原因です。
あごが小さいと歯が並びきらず歯の位置や向きが揃わないので歯並びが悪くなります。
気道が狭くなると気道を広げようとして、下あごを前へ出すため背中が丸まる姿勢になります。
口で呼吸をすると舌の位置が下がり、上あごに力が伝わらず、上顎の成長が遅れます。また舌が上の前歯を押すと出っ歯になり、下の前歯を押すとと噛み合わせが正常と逆になります。鼻呼吸への改善が必要です。
上のあごが小さいと目の下のクマ、鼻が上を向き、長い顔に。
下のあごが小さいあごが引っ込んで見え横向きだとあごが無いような顔になります。
乳歯列、混合歯列、早期永久歯列をもつ3~12歳くらいの子どもたちは、まだ成長発育が盛んです。この時期にお子さんの悪い口腔習癖を見つけてあげて、早期に治療することが大切です。
早い時期での口腔筋機能矯正で、あごの成長や発育のコントロールを施すことによってバランスの良い顔の形に近づけ、一生涯の大切な歯の健康につながります。
当院では、できるだけ歯を抜かない・矯正治療後の後戻りが少ない・虫歯になりにくい・正しい顔貌の発達、患者さんにとってより自然な治療を目指しています。
矯正トレーナー(マイオブレイス、プレオルソなど)やチューイングブラシ、拡大床装置、ワイヤー、姿勢へアプローチする矯正ソックスなどを使用していただき、さらに口腔機能療法(口呼吸から鼻呼吸、低舌位やお口ポカンの改善など)をとりいれた治療を行っています。
矯正相談は無料で行っています。ご相談の際にお子さんの成長段階に合わせて最も適した矯正治療を提供させていただきます。
永久歯に生え変わる前に、あごの骨のバランスや大きさ、歯並びを整えるお口の成長を促すこと(=口腔機能育成)は、からだ全体にとても良い影響を与えます。
お口の成長は、将来の永久歯がきれいにはえそろうように歯並びを整えるためだけではありません。お口の成長を促すことで、鼻腔が広がり、しっかりとした睡眠やすっきりとした目覚めにつながります。
良質な睡眠は、日中の活動的な行動、食欲、免疫力アップ、睡眠時の成長ホルモンの分泌など、成長期の子どものからだにとてもよい影響を与えます。つまり、お口の成長は、からだ全体の「生きる力」をアップさせるのです。
まずは、乳歯列がはえそろった3歳で歯列をチェックし、お口を育てる「口腔機能育成」をはじめましょう。
さっそく、お子さんのお口をチェックしてみましょう!
乳歯がはえそろう時期のお口の様子で、健やかに成長しているかがわかります。乳歯が生えそろった3歳ごろに歯並びをチェックしてみましょう。
Check 1 歯と歯の間に適度なすき間がある
Check 2 歯の先と先で噛めている
Check 3 歯がしっかりとはえて高さがある
Check 4 奥の歯でしっかり噛めていて、適度にすり減っている
「うちの子は歯並びがキレイ」と思っていても、実は良くない歯並び(=不正咬合)が子ども達の身体に影響を及ぼしているという例が増えています。
特に気付きにくいのが「ディープバイト」。
上下の噛み合わせが深く、下の前歯が隠れるような状態です。お口の中の容積が狭くなり、下の位置が確保しにくくなり、歯ぎしりやいびきなどの症状に繋がる可能性があります。
歯並びは、横方向に歯がきれいに並ぶだけでなく、かみ合わせの高さも大切です。
小児矯正費用
矯正相談・検査は無料です。
※2回目以降は5,500円(税込)頂戴します。
お支払い方法
現金・クレジットカード・安心プラン払いがご利用いただけます。詳しくはスタッフまでお気兼ねなくご相談ください。
医療費控除について
医療費控除とは、患者様本人、またはご家族全員の1年間の医療費の合計が10万円を超えた場合に、一定の金額が返還される制度です。申請の時期は確定申告と同じ2月~3月で、申請時には以下のものが必要となります。
1.源泉徴収票
2.医療費の領収書・明細書
3.印鑑
4.通帳
5.医療費のうち保険金などで補てんされている金額が分かるもの
※その他、行政で定められたものが必要となります。
矯正治療の流れ
1. 検査
歯並びにまつわる状態を検査します
・嚥下や呼吸、姿勢の確認
・パノラマレントゲン
・セファロ
・口腔内写真
・歯型印象
2. 装着・調整
技工所より届いた矯正装置を装着します
0期のマウスピース装着が終了後、1期の新しい装置に移行します。
3. アクティビティ
悪習癖を取り除き、正しい動きを覚えていきます。
トレーニングは毎月のご来院で1回30分~45分、ご自宅でも以下のことを毎日行っていただくようにお願いしております。
ご自宅で毎日行っていただくこと
- 矯正装置の装着
0期の矯正は日中1時間と就寝時に装着していただきます。 - アクティビティの実施
トレーニングを行う回数が多いほど、正しい動きが定着しやすいです。 - 通常のフロスやブラッシングでのオーラルケア
お子様にあったケアグッズで、歯磨きやフロスを行います。
小児矯正治療のQ&A
矯正治療に痛みはありますか?
当院のお子様の矯正治療は、成人の矯正で行う金属の矯正器具に比較すると痛みに配慮されていると言われております。常に痛みが出るわけでもなく段々と慣れてくるものでもありますので、心配はございません。
治療が終わるまでどのくらいの期間がかかりますか?
当院のお子様の矯正治療は、歯並びが悪くなる原因である「悪いクセ」を治療する時期と歯並びをキレイにする時期があります。従来の矯正治療と同じ程度の2年~2年半で終わることが多いです。
※患者様の歯列の程度によって前後する場合がございます。
ひどい出っ歯(受け口)なのですが、治るでしょうか?
実際に診察させていただいてからにはなりますが、検査結果をお伝えさせていただきます。抜歯をするケースなどは少なく、早いうちから治療をすることで治る確率も高まります。早期にご相談いただけると幸いです。
虫歯があるのですが、矯正治療はできますか?
虫歯の進行具合にもよりますが、同時に行わせていただくこともございます。ただし、虫歯の治療を行ってから気持ちのいい状態で矯正治療を行っていただくことが多いです。
いつ頃から矯正をしたらいいのでしょうか?
5歳から治療可能であり、人間の顔の骨格は6歳までに8割形成されると言われています。できる限りお早めにご相談ください。
何歳までなら矯正治療が可能ですか?
当院のPRO矯正治療は5歳から治療可能です。ただし、9歳以上から始める場合は本格矯正に入っていく可能性もあります。まずはお子様の状態を診断させていただきますので、一度ご相談ください。
お子さまのこんな事で悩んでいませんか?
歯並び・咬み合わせ・お口ぽかん・いびき、歯ぎしり・よく咬めない・食べるのが遅い・偏食がある・寝つき、寝起きが悪い・落ち着きがない・すぐ飽きる
お口の大きさやバランスが整うことで、これらの症状が緩和される場合があります。
永沢デンタルクリニックでは、3才から使える、取り外しができるVキッズという『口腔機能育成装置』もご提供しています。※Vキッズは矯正装置ではありません。
乳歯列期の時期に使用することで、お子さま自身の成長する力を引き出すサポートをします。