川崎市の歯医者、永沢デンタルクリニックのブログページです。
入れ歯を長く使っていると、ガタつきを感じたり、食事の際に違和感を覚えたりすることがあります。
入れ歯は一度作ったら一生使えるものではなく、適切なメンテナンスや定期的な調整が必要です。
入れ歯の寿命は素材や作り方によって異なり、使用しているうちに劣化や変形が起こることもあります。
今回は、入れ歯の種類と寿命、そして入れ歯が合わなくなった際に現れる症状について詳しく解説します。
*** もくじ ***
1 | 入れ歯の種類と寿命
1-1 | 保険のプラスチックの入れ歯
1-2 | 自費の金属床の入れ歯
2 | こんな症状があったら歯科医院へ
2-1 | 入れ歯がガタつく
2-2 | 間に物が挟まる
2-3 | 歯肉に傷ができる
【まとめ】
1 | 入れ歯の種類と寿命
1-1 | 保険のプラスチックの入れ歯
保険診療で作られる入れ歯は、レジンで作られています。
費用を抑えられることがメリットですが、寿命は3年~5年程度とされており、経年劣化や摩耗が避けられません。
素材が柔らかいため、使用するうちにすり減ったり変形したりすることがあり、噛み合わせが変わる原因になります。
また、厚みがあるため違和感を覚えやすく、長期間使用することでフィット感が低下することもあります。
定期的な調整や修理をしながら使用することはできますが、長年使用すると耐久性の問題から作り替えが必要になることが多いです。
1-2 | 自費の金属床の入れ歯
自費診療で作られる金属床の入れ歯は、プラスチックのものと比べて耐久性やフィット感に優れています。
主要部分に金属を使用することで、薄くても強度があり、装着時の違和感が少なくなるのが特徴です。
金属床の入れ歯の寿命は7年~10年程度とされ、プラスチックのものよりも長持ちします。
金属のため割れにくく、変形しにくいため、適合性が長く維持されます。
また、熱を伝えやすいため、食事の際に温度を感じやすくなり、より自然な噛み心地を得られます。
ただし、金属を使用するため費用が高くなり、修理や調整が難しい場合があるのがデメリットです。
長期的に使用する場合は、定期的なメンテナンスを受けながら適合状態をチェックしながら使いましょう。
2 | こんな症状があったら歯科医院へ
2-1 | 入れ歯がガタつく
入れ歯を長期間使用していると、歯を支えている骨が少しずつ吸収し、歯肉の高さが変わることで入れ歯が合わなくなることがあります。
特にプラスチック製の入れ歯は長期間使用することで微妙なズレが生じ、安定感が失われやすいです。
入れ歯がガタつくと、食事がしづらくなったり、話しにくくなったりする原因にもなります。
2-2 | 間に物が挟まる
入れ歯と歯肉の間に食べ物が挟まることが増えた場合も、入れ歯の適合性が低下している可能性があります。
この状態が続くと、不快感が増すだけでなく、口内炎や歯周病のリスクが高くなります。
2-3 | 歯肉に傷ができる
入れ歯を使い続けるうちに、歯ぐきに痛みや傷ができることがあります。
これは、入れ歯が正しくフィットしていないサインかもしれません。
新しく作った入れ歯が合わない場合もあれば、長年使用することで歯肉の形が変わり、特定の部分に強い圧力がかかって傷ができる場合もあります。
痛みを我慢せず、早めに歯科医院で調整を受けることが大切です。
【まとめ】
入れ歯には寿命があり、使用するうちに劣化や変形が進むため、定期的な調整が必要です。
保険のプラスチックの入れ歯は3年~5年程度、自費の金属床の入れ歯は7年~10年程度が寿命の目安とされています。
入れ歯がガタつく場合、間に食べ物が挟まりやすくなった場合、歯肉に傷ができる場合などは、入れ歯が正しくフィットしていない可能性があり、早めの調整が必要です。
入れ歯が合わなくなると、食事や会話がしにくくなるだけでなく、口の中の健康にも影響が出ます。
違和感を感じたら、早めに歯科医院で相談し、調整を受けることをおすすめします。
また、寿命が近づいている場合には作り替えを検討しましょう。
・永沢デンタルクリニック
住所:神奈川県川崎市宮前区小台2丁目1-22-102
電話番号:044-853-0065
診療時間:月~金曜日 9:30~18:30/土曜日 9:30~17:00
お昼休み:月~金曜日 12:30~14:30/土曜日 12:30~14:00
休診日:木曜・日曜・祝日
ご予約:https://www.nagadc.com/contact/
Instagram:https://x.gd/7KlH8
グーグルマップ:https://g.co/kgs/Eg3HnmS