こんにちは!永沢デンタルクリニックです。お子さまの歯並びが気になり始めたとき、「矯正治療はいつから始めるのが適切なのだろう?」と疑問に思うパパ・ママは多いかもしれません。実際、矯正治療のタイミングは、お子さまの成長発達や歯の状態により異なります。この記事では、こどもの矯正治療を始める適切な時期について詳しく説明し、矯正治療のメリットや注意点を紹介します。
~目次~
1. 矯正治療を始める時期の目安
2. 矯正治療の必要性を見極めるポイント
3. 定期的な歯科受診の重要性
4. 矯正治療のメリット
5. 矯正治療における注意点
6. 結論
1.矯正治療を始める時期の目安
矯正治療の開始時期は大きく分けて、早期治療(第一期治療)と本格的な治療(第二期治療)の2つのタイミングがあります。
① 早期治療(第一期治療):5~10歳頃
早期治療は、乳歯と永久歯が混在している時期に行われる治療です。この時期は、あごの成長や歯並びの基礎を整えることが目的です。歯のスペースが足りない、反対咬合(下あごが上あごよりも前に出ている状態)、口呼吸などの問題がある場合、早期に対応することで将来的な問題を予防できます。
早期治療を行うメリットは、あごの成長をコントロールし、永久歯が生え揃うスペースを確保することができる点です。また、複雑な治療を避けるための予防的な措置として有効です。ただし、すべてのお子さまが早期治療を必要とするわけではなく、専門家による判断が重要です。
② 本格的な治療(第二期治療):12~15歳頃
本格的な矯正治療は、永久歯がほぼ生え揃った時期に行われます。この時期は、歯並びやかみ合わせの問題を根本的に解決するための治療です。あごの成長がほぼ完了しているため、歯自体の位置を調整し、理想的なかみ合わせを目指します。
本格的な治療では、ブラケットやマウスピースなどの矯正装置を使って歯を動かすため、時間がかかることが一般的です。しかし、しっかりとした結果を得られるため、多くの保護者の方がこの時期の治療を選択します。
2.矯正治療の必要性を見極めるポイント
矯正治療を始めるべきかどうかは、以下のポイントを基に判断することができます。
- 反対咬合(下顎前突)や上顎前突が見られる場合:顎の位置が正しくない場合は、早めに対応することで顔立ちやかみ合わせに影響を与える可能性があります。
- 歯が重なっている、またはスペースが狭い場合:永久歯がうまく生え揃わない可能性があるため、スペースの調整が必要です。
- かみ合わせに異常がある場合:咀嚼や発音に影響を与えるため、早めの対策が推奨されます。
3.定期的な歯科受診の重要性
矯正治療を始めるかどうかの判断は、歯科医師の診断に基づいて行われます。乳歯の時期から定期的に歯科受診をすることで、問題が早期に発見され、適切なタイミングで治療を始めることが可能です。特に、あごの成長や歯の生え変わりが進む時期には、専門家のアドバイスを受けることが大切です。
4.矯正治療のメリット
こどもの矯正治療には、多くのメリットがあります。まず、正しいかみ合わせを作ることで、将来的な歯や顎関節のトラブルを予防できます。また、美しい歯並びは自信を持つための要素のひとつとなり、笑顔に自信を持つことができるようになります。
さらに、早期治療の場合、永久歯が生え揃った後の複雑な治療を回避できる可能性があり、トータルの治療期間が短縮されることもあります。
5.矯正治療における注意点
こどもの矯正治療には、保護者の協力が不可欠です。矯正装置の管理や定期的な通院が必要となるため、お子さまがしっかりと治療に取り組める環境を整えることが大切です。また、治療中は食生活にも注意が必要で、装置を壊さないために固い食べ物や粘着性のあるお菓子などを避けるよう心がけましょう。
6.結論
こどもの矯正治療を始める適切な時期は、お子さまの成長や歯並びの状態によって異なりますが、早期治療と本格的な治療の2つの段階があることを覚えておくとよいでしょう。最終的には、専門家の診断とアドバイスに基づいて適切な治療を開始することが大切です。お子さまの歯並びが気になった際は、ぜひ一度歯科医師に相談し、最適なタイミングを見極めましょう。
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