川崎市宮前平の歯医者、永沢デンタルクリニックです。
お店やインターネットには、いろいろな歯磨き粉が販売中。
そのため、どのタイプを購入したらいいのか迷うこともありますよね。
みなさんの中には知覚過敏で困っている方はいませんか？
歯磨き粉によっては、知覚過敏におすすめとなっているタイプも。
今回は「知覚過敏と歯磨き粉の関係」についてです。知覚過敏の原因や歯磨き粉選びのポイントをお話します。
目次
知覚過敏の原因
1.歯肉が3つの理由で下がるため
2.エナメル質と象牙質に影響が出る
知覚過敏におすすめの歯磨き粉選びのポイント
2.「フッ素」が含まれているか
3.「キシリトール」「カルシウム」「リン酸」が含まれているか
研磨剤は少ない歯磨き粉にしよう
受診してチェックしてもらおう
まとめ
知覚過敏の原因
知覚過敏になりたくないと思っていても、いつの間にか知覚過敏になっていたとい方はいませんか？毎日、丁寧に歯磨きをしていたにも関わらず知覚過敏になると、なぜ？と思うでしょう。ここからは、知っているようで知らない知覚過敏の原因を見ていきましょう。
1.歯肉が3つの理由で下がるため
歯肉の位置が知らないうちに下がり、知覚過敏として症状が現れます。歯肉が下がる理由は3つあります。
①年齢と共に下がる
②歯周病の影響を受ける
③歯磨きのときの力が強い
歯肉が定位置にあるときは、象牙質はしっか隠れています。しかし、上記の理由によって歯肉が下がると象牙質が出てしまいます。すると、象牙質に直接、食べ物が触れて知覚過敏として症状が出るのです。
歯肉が下がる理由は3つありますが、その内、2つは日ごろ意識するだけで予防することが可能。たとえば、歯周病は丁寧にケアするだけではなく、歯科の定期検診を受けることでも早期発見・早期治療できます。また、歯磨きのときの力が強い場合は、優しく歯磨きすることを意識するだけでも変わります。年齢には抗えませんが、ほかの原因は対策できるため気をつけましょう。
2.エナメル質と象牙質に影響が出る
歯が硬い理由は、エナメル質に覆われているからです。エナメル質があるから、歯が硬く丈夫なのです。象牙質はエナメル質の内側にあり、歯を形成しています。しかし、年齢と共に歯にもガタが来て、弱くなっていきます歯を使用していると無傷ではありません。主に以下の理由で、影響が出ます。
①年齢と共にすり減る
②歯磨きの力が強すぎる
③歯ぎしりや食いしばりをしてしまう
④炭酸飲料や酢の物などが好き
知覚過敏のリスクを減らすには、対策できることを取り入れることが大切です。
知覚過敏におすすめの歯磨き粉選びのポイント
現在、販売されている歯磨き粉の中には知覚過敏に使えるタイプが販売されています。しかし、さまざまな種類があるため、選び方のポイントが知りたい方もいるでしょう。ここからは、知覚過敏におすすめの歯磨き粉選びのポイントを紹介します。歯磨き粉選びの参考にしてください。
1.「硝酸カリウム」「乳酸アルミニウム」が含まれているか
知覚過敏になるとどうしても「痛み」が出ます。痛みがあると、食事のたびに痛みを我慢しなければいけません。そこで、痛み対策ができる歯磨き粉を選びましょう。痛みに対しては、下記の2成分が含まれていることが大切です。
- 硝酸カリウム
- 乳酸アルミニウム
乳酸アルミニウムで象牙細管という小さい穴を塞ぎ、硝酸カリウムで痛みの伝達をブロック。そのため、2つとも含まれていることを確認してください。
2.「フッ素」が含まれているか
CMでもよく聞くフッ素は、エナメル質の修復をする働きがあります。フッ素は知覚過敏用の歯磨き粉でない商品にも含まれています。そこで、チェックポイントは含有量です。フッ素の含有量が1,450ppm程度含まれているかチェックしましょう。
3.「キシリトール」「カルシウム」「リン酸」が含まれているか
オーガニックの歯磨き粉なら、下記の成分が含まれている歯磨き粉にしましょう。
- キシリトール：虫歯対策
- カルシウム：再石灰化
- リン酸：再石灰化
研磨剤は少ない歯磨き粉にしよう
歯磨き粉によっては、研磨剤が含まれています。研磨剤の働きは、歯石や歯に付いた色を落とすことです。しかし、同時に象牙質も削ってしまい知覚過敏の進行が加速します。そのため、研磨剤が少ないまたは含まれていない歯磨き粉を選びましょう。
受診してチェックしてもらおう
知覚過敏は、痛くなると歯磨きが疎かになることも。すると、他の口のトラブルも発生します。そのため、定期的に歯医者に受診して、知覚過敏に対しての治療やほかのトラブルのチェックをしましょう。もちろん、知覚過敏で困っている時点で受診することも大切です。当院は、ネットで24時間予約できるため、知覚過敏で困っている方は気軽に予約してくださいね。
まとめ
知覚過敏があると、痛みを我慢しながら食事をしなければいません。知覚過敏対策を気軽に行うには歯磨き粉もおすすめです。歯磨き粉選びのポイントを紹介したため、自分に合った歯磨き粉を選びましょう。歯磨き粉では改善しないときだけではなく、困ったことがあれば歯医者に受診することも大切です。